東証、方向感を欠く展開 米株高好感も関税強化警戒
31日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が方向感を欠く展開となった。前日の米国のハイテク株上昇を好感した買い注文が先行して一時100円超上げたものの、米国の関税強化への警戒感から下落に転じる場面もあった。
午前終値は前日終値比26円40銭高の3万9540円37銭。東証株価指数(TOPIX)は1・07ポイント安の2780・86。
前日の米国市場では、ハイテク株主体の株価指数などが上昇。この流れが波及した31日の東京市場でも、半導体関連株などが買われた。
一方、精密機器といった輸出関連株の一角には売り注文が出て、相場の重しとなった。