ネット購入製品の事故増加 10年間で1600件超
製品評価技術基盤機構(NITE)は30日、インターネットで購入した製品に関する事故の報告が、2024年3月までの10年間に1617件あったと明らかにした。販売元が海外で製造輸入事業者が特定できないバッテリーや充電器などが多く、報告件数が増加傾向にあるとして注意を呼びかけている。
ネット購入製品の事故は16年度までは100件未満だったが、年々増加し、22年度は290件、23年度は231件だった。製品別ではバッテリーが372件と突出して多く、充電器119件、照明器具117件と続いた。事業者不明のバッテリー事故では208件が火災に至り、1人が重傷、23人が軽傷を負った。