JPXのCEO、報酬減額処分 元社員のインサイダー取引で
日本取引所グループ(JPX)は30日、傘下の東京証券取引所に勤務していた元社員がインサイダー取引をしたとして昨年12月に在宅起訴されたことを受け、山道裕己最高経営責任者(CEO)の月額報酬を2カ月間、50%減額する処分を発表した。他に東証の岩永守幸社長ら幹部2人も報酬を減額する。
JPXは処分の理由を「(金融庁から)報告徴求命令を受けたことを厳粛に受け止め、責任の所在を明確化する」と説明。事案を巡り、調査検証委員会から報告書を受領し、同日公表した。元社員は昨年12月、懲戒解雇処分となった。