ニコチンなどの毒物紛失 医療機器メーカーのニプロ
医療機器メーカーのニプロは29日、埼玉県春日部市の研究所内で保管していたニコチン475グラムなどの毒物を紛失したと発表した。同社は「深くおわび申し上げる。原因究明に尽力し、一層の安全管理に努める」とのコメントを出した。
禁煙治療に使用する医薬品開発のため保管していた。使用期限が経過したため、廃棄手続きを進めていたところ、昨年12月下旬、保管していた容器の紛失が発覚。誤って他の廃棄物に紛れて焼却処分した可能性が高いとみられる。社内調査を実施したが原因は分からなかった。今年1月に春日部署に届け出た。