新横綱豊昇龍、叔父超える闘いへ 電話で激励され「もっと強く」

共同通信 2025年1月29日 18:37
 相撲を始めた頃の豊昇龍=2015年(高校時代の恩師の永井明慶さん撮影)
 相撲を始めた頃の豊昇龍=2015年(高校時代の恩師の永井明慶さん撮影)

 大相撲で29日に新横綱に昇進した豊昇龍は入門時から叔父の元朝青龍と比較されてきた。「横綱に上がっても、叔父さんの名前は僕から離れない。それはしょうがない」と覚悟を示した。同じ最高位に立ち、今後は超える闘いに踏み出す。

 豊昇龍は昇進伝達式を翌日に控えた28日、1年ほど疎遠だった叔父に電話をかけた。「よくやったな。協会の看板力士なのだから、しっかり考えてやっていきなさい」。常に見上げてきた大横綱からの激励に「もっと強くなりたい」と素直に思った。

 モンゴルから2015年に来日し、千葉・日体大柏高に留学。自己紹介を求められるたびに「朝青龍のおいっ子です」と答えていた。当時の恩師、永井明慶さん(42)から「親戚であることを誇るのではなく、自分の地位は自分でつかみ取らないと駄目だ」と言われると、叔父の自慢を口にすることはなくなった。

 18年初場所で初土俵を踏み、番付を上げるたびに存在の大きさを痛感させられた。大関昇進を目指していた23年6月にはモンゴルの大草原の上で直接組み合った。

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