児相対応「不十分」、都が報告書 台東区夫婦の4歳次女殺害
東京都台東区の夫婦が不凍液に含まれる有害物質を摂取させ、4歳だった次女ら親族4人を殺害した疑いで逮捕された事件で、都は28日、児童相談所などの対応を検証する都児童福祉審議会の報告書を公表した。「家庭訪問を拒否され電話連絡だけとなるなど、夫婦の対応が変化したのに家庭への働きかけが不十分だった」とし、事案を改めて分析評価する必要性を認識していなかったと指摘した。
都によると、一家は2016年に他県から台東区に転入。夫婦げんかによる心理的な虐待があるとの情報などから、都児童相談センター(児童相談所)と区子ども家庭支援センターが連携して対応した。
児相は19年3~9月に次女の細谷美輝ちゃんを一時保護。区センターはその後、家庭訪問を断られたが、児相に援助を要請しなかった。
児相は22年9月以降、区センターから美輝ちゃんの傷やあざについて口頭で報告を受けたが、直接調査せず、区センターは23年1月、保育所から連絡を受けたものの、様子を見に行かなかった。美輝ちゃんは同3月に救急搬送され、死亡が確認された。
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