ハマス拘束の人質3人早期解放へ イスラエルは住民のガザ移動許可

共同通信 2025年1月27日 10:42
 ガザ地区で、北部への帰還に備えるパレスチナ人=26日(AP=共同)
 ガザ地区で、北部への帰還に備えるパレスチナ人=26日(AP=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの停戦合意を巡り、イスラエル首相府は26日、イスラム組織ハマス拘束下の人質3人の解放が30日に早まると発表した。イスラエルが引き渡しを求めていた民間人女性1人が含まれる。これに伴い、イスラエルはガザ北部への住民の移動を27日から許可すると表明した。停戦交渉の仲介国カタールも同様の声明を出した。

 イスラエルはハマスに合意違反があったとして、ガザ北部への住民の帰還を認めていなかった。ハマス側が人質解放で譲歩する姿勢を示し、当初の合意内容に盛り込まれていない展開が生じる形となった。

 合意によると、次の身柄交換は2月1日。同日も人質解放は行われる予定で、イスラエルは拘束するパレスチナ人を釈放する。

 イスラエルは停戦合意に基づく身柄交換の第2弾があった25日、引き渡された人質の中に想定されていた民間人女性が含まれていないと反発。人質解放後に予定されていたガザ南北を隔てる「ネツァリム回廊」の開放を拒否した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧