石破首相、夫婦別姓「折衷案も」 自民党内賛否割れで
石破茂首相は26日配信のインターネット番組で、選択的夫婦別姓制度を巡り、自民党内の賛否が割れている現状を踏まえ「(導入と反対の)どちらの考え方にも偏れないとするならば、折衷案もありうべしと思う」と述べた。具体案には触れなかった。
野党に加え、公明党が夫婦別姓導入に前向きな現状を受け「保守派の人が言っている『絶対に駄目』というのは大勢ではない」と指摘。同時に、戸籍上は同姓を維持した上で旧姓の通称使用を広く認める案も世論の一定の支持を得ていると説明した。
自民総裁に就任する前は夫婦別姓に賛成だったとした上で「党をまとめる立場になると『俺の考え方についてこい』とならない」と述べ、党内の議論を見守る姿勢を示した。