岐阜知事に江崎禎英氏初当選 20年ぶり県トップ交代
任期満了に伴う岐阜県知事選は26日投開票の結果、無所属新人の元内閣府官房審議官江崎禎英氏(60)=自民、立民、国民、公明推薦=が、無所属新人の産業カウンセラー和田玲子氏(64)=共産推薦=との一騎打ちを制し、初当選した。5期目の現職古田肇知事(77)が初当選した2005年以来、20年ぶりの知事交代となる。
投票率は36・21%で、前回21年の48・04%を11・83ポイント下回った。
江崎氏は、岐阜市内で支援者らを前に「人や物が集まり、安心あふれる岐阜県にしたい」と語った。県内のトンネル掘削現場付近で井戸の水位低下や地盤沈下が起きているリニア中央新幹線の工事に関し、住民の理解が必要だと強調。JR東海に迅速な情報提供を求めていく考えを示した。