山形県知事に吉村氏5選 女性最多、投票率過去最低
任期満了に伴う山形県知事選は26日投開票され、無所属現職の吉村美栄子氏(73)が、無所属新人の金山屯氏(84)を破り5選を果たした。全国知事会によると、女性知事として当選5回は歴代最多で、当選時点の最高齢となる。
投票率は39・67%で、前回2021年の62・94%から23・27ポイントと大幅下落し過去最低だった。吉村氏の勝利が確実視され論戦が盛り上がらなかったのが要因とみられる。
吉村氏は自民、立憲民主、国民民主、共産各党や多くの首長から支援を受け、安定した戦いを進めた。自民は対抗馬擁立を一時模索したが、今夏の参院選での連携も意識して支援に回った。
選挙戦では「オール山形」体制や4期16年の実績をアピール。昨年7月の大雨災害からの復旧推進や、継続的に地域と関わる「関係人口」の拡大を訴えた。