インフル患者減も警報レベル続く 熊本県感染症情報

熊本県は23日、県内79の定点医療機関から13~19日に報告されたインフルエンザの患者数が、前週比1965人減の1955人だったと発表した。1定点当たりは24・75人で、警報レベルは5週連続。県健康危機管理課は「患者数は減少したが依然として高い水準にある」として、引き続き感染対策を呼びかけている。
1定点当たりの患者数は警報レベルとされる30人を下回ったが、解除には注意報レベルの10人を下回ることが基準となる。
年代別では、10歳未満が46%、10代が18%を占め、子どもの感染が目立つ。地域別では人吉が45・8人と最多で、宇城38・83人、有明35・0人と続いた。
新型コロナウイルスの報告数は前週比52人減の441人。感染性胃腸炎は65人増の331人だった。
全患者数を報告する感染症は結核、梅毒が各6人、侵襲性肺炎球菌感染症が4人、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が3人、レジオネラ症が1人だった。(園田琢磨)
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