通常国会、24日に召集 少数与党、予算案の審議が焦点
第217通常国会が24日に召集される。衆院で少数与党の状況下、2025年度予算案の審議が焦点となる。石破茂首相は早期成立を目指すが、野党は攻勢を強めており、審議を通じて修正を求める構えだ。企業・団体献金の扱いや選択的夫婦別姓導入の是非も主要な論点となる。夏の参院選をにらみ、与野党の攻防が激しくなる見通しだ。
自民党の森山裕幹事長は22日、取材に「各党の意見に丁寧に耳を傾け、幅広い合意が得られるよう努めたい」と述べた。
会期は6月22日までの150日間。24日に首相の施政方針演説など政府4演説を、27~29日に各党代表質問を衆参両院で行う。25年度予算案の実質審議は、衆院予算委員会で30日にも始まる運びだ。
政府、与党が予算案を成立させるためには野党の協力が欠かせない。自民、公明両党は立憲民主、日本維新の会、国民民主各党とそれぞれ政策協議を実施している。野党の理解を得て、予算案を成立させたい考えだ。
一方、野党は「年収103万円の壁」引き上げや教育・給食無償化を求めている。
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