塩釜魚市場5億円マグロ取引停止 2月22日から1カ月間

共同通信 2025年1月23日 18:22

 宮城県塩釜市は23日、市が開設する魚市場で卸売会社が不適切な取引をしたとして、施設使用許可を2月22日から1カ月間停止すると発表した。同市場は日本有数のマグロの水揚げがあるものの、卸売会社は同社しか入っていないため期間中は水揚げがなくなる。市によると、約5億円分のマグロ取引が停止するという。

 卸売会社はマグロやカツオを扱う「みなと塩釜魚市場」。2020年10月~23年3月、架空会社に水産物の代金計約1億5800万円を支払ったことにして、実際は水揚げした高知県や宮崎県の漁船53隻に現金で払った。これにより漁船側は、本来なら船会社や漁協を通す代金を直接受け取ることができた。

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