元兵庫県議死亡で県警異例の警告 根拠ないSNS誹謗中傷やめて
兵庫県警がX公式アカウントでSNSでの根拠のない誹謗中傷をやめるよう異例の呼びかけを行っている。斎藤元彦県知事の疑惑告発文書問題を追及していた竹内英明元県議が死亡し、県警の捜査対象だったとする虚偽情報が広がったことなどを受けた対応。「それが正義感に基づくものであったとしても刑事上民事上の責任が生じる場合があります」と警告している。
県警は22日の投稿で「確たる証拠がないのに、推測臆測で人を傷つけるような書き込みをするのはやめましょう」と発信。県民広報課は「SNSはより良く活用し有効な情報交換の場にしてほしい」としている。
竹内氏は文書問題の百条委委員だったが、昨年11月の知事選後に辞職し、今月18日に死亡した。選挙戦では斎藤氏への支援目的で立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏が竹内氏らの真偽不明な情報を発信しSNS上で拡散。竹内氏は中傷で生活が脅かされたと周囲に語っていた。竹内氏の死亡後、立花氏はユーチューブで「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと投稿した。