旭川、いじめ調査結果は原則公表 市教委が指針、過去に不開示も
北海道旭川市の教育委員会は23日までに、いじめ重大事態の調査結果について、個人が特定できる情報などを除き、児童生徒や保護者の了承を得た上で原則公表するとの指針を明らかにした。共同通信による重大事態に関する文書の開示請求に対し、市教委は昨年2月、全て非公開としていた。
指針では、文部科学省の調査に関するガイドラインで「特段の支障がなければ公表することが望ましい」とされていることに触れ、弁護士など第三者が精査した上で結果を公表するとしている。いじめの有無や内容、学校や市教委の課題などをまとめた概要版を原則6カ月間、市ホームページに掲載する。