「カレーの日」給食に児童考案トマトカレー 熊本・大津町の室小

大津町の小中学校など12施設で22日、室小の児童が考案した「室っ子トマトカレー」が給食で提供された。1月22日の「カレーの日」に合わせ、町が初めて企画した。
室小児童は3年前から、オリジナル給食メニューを町に提案。本年度は全校生徒にアンケートした結果、トマトが「好きな食材」「嫌いな食材」のどちらにも5位以内に入っていたことから、人気メニューのカレーにトマトを入れて好きな人を増やすことを思い付いた。

この日は、町学校給食センターで4400人分を調理。ニンジンやひき肉なども入ったカレーが室小に運び込まれると、周囲には良い香りが漂い、児童たちがおいしそうに頰張った。メニューを考えた給食委員会の6年生の男子児童は「トマトの味と香りがして、いつものカレーよりおいしかった」と満足そうだった。
カレーの日は1982年、全国学校栄養士協議会が給食への導入を呼びかけたことから制定。町は私立保育所などにもカレー給食提供を呼びかけ、約20施設が応じた。(林田賢一郎)
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