警察庁、仮装身分捜査を近く開始 闇バイト摘発、抑止狙う

共同通信 2025年1月23日 10:15
 警察庁などが入る中央合同庁舎2号館=東京・霞が関
 警察庁などが入る中央合同庁舎2号館=東京・霞が関
 仮装身分捜査実施要領のポイント
 仮装身分捜査実施要領のポイント

 首都圏を中心に各地で相次ぐ強盗事件など、闇バイトによる犯罪対策として導入される「仮装身分捜査」について、警察庁は23日、実施要領を明らかにした。対象犯罪はインターネットでの実行役募集が判明した強盗や詐欺などとし、他の手法で摘発や犯行抑止が困難な場合に限定した。実施の際は事前に計画書を作成する。全国の警察に通達し近く運用を始める。

 闇バイトは、犯人グループがX(旧ツイッター)などの交流サイト(SNS)で「ホワイト案件」などの文言で実行役を募る場合が多い。仮装身分捜査は、捜査員が別人に成り済まして応募し、身分証の提示を求められた際に架空の運転免許証やマイナンバーカードなどを示す。犯人側と接触して犯罪が発生する前の摘発を目指す。応募者に捜査員が潜んでいる状況をつくることで犯行抑止につながることも期待されている。

 これまでも捜査員が闇バイト募集に応じる「雇われたふり作戦」が行われてきたが、身分証の提示を求められると対応できず、摘発につながるケースはまれだった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧