首相施政方針、地方創生は分散型 賃上げ最重視「成長戦略の要」
石破茂首相が24日の通常国会召集日に行う施政方針演説案が判明した。看板政策の「地方創生2・0」の目的を「地域の持つ潜在力を最大限引き出し、多極分散型の多様な経済社会の構築」だと説明。経済政策では、賃上げを最重視し「成長戦略の要」と位置付ける。物価上昇に負けない賃上げを起点として、経済全体の生産性向上を図ると主張する。複数の政府関係者が21日明らかにした。
令和の日本列島改造と位置付ける地方創生では「産官学の地方移転と創生」や「新時代のインフラ整備」などを掲げ、防災庁をはじめ政府機関の地方移転を推進。世界一の防災大国を目指して災害対策の知恵や技術を海外に発信し、防災を新たな産業の柱とする。
昨年春闘での賃上げの勢いを追い風にしつつ、賃金は上がらないと考える「縮み志向」を過去のものにすると表明する。最低賃金を2020年代に全国平均1500円に引き上げる目標に向けて「たゆまぬ努力を続ける」と訴える。
政権運営に関しては、責任与党の立場を強調。「国民の納得と共感を得られるよう努める」と唱える。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「政治」記事一覧-
日本とラオス、両国関係を格上げ 首脳会談、協力拡大も確認
共同通信 -
中谷防衛相、石垣島で陸自視察 台湾情勢が念頭、防衛体制を強化
共同通信 -
石破首相、若者自殺防止へ視察 NPO法人のAI体験
共同通信 -
中国人の観光ビザ緩和に批判続々 自民部会「拙速」「不要」
共同通信 -
会計責任者の招致、重ねて反対 自民、裏金事件で旧安倍派
共同通信 -
石破首相の施政方針演説案が判明
共同通信 -
外相、大統領就任式に初出席 「新政権が日米関係重視」
共同通信 -
外相演説案、対米が政権の最優先 中国と協力連携増やす努力する
共同通信 -
外相演説案判明「対米が政権の最優先事項」
共同通信 -
自公、立民と予算案巡り協議 国会召集控え要望聴取
共同通信