外相演説案、対米が政権の最優先 中国と協力連携増やす努力する

共同通信 2025年1月21日 16:16
 米大統領就任式出席後に取材に応じる岩屋外相=20日、ワシントン(共同)
 米大統領就任式出席後に取材に応じる岩屋外相=20日、ワシントン(共同)

 岩屋毅外相が24日召集の通常国会で行う外交演説の原案が判明した。日米同盟を外交・安全保障の基軸と位置付け「石破政権の最優先事項として充実・強化に取り組む」と表明。トランプ米政権と強固な信頼関係を構築し、日米協力を高みに引き上げると決意を示す。中国とは「課題と懸案を減らし、協力と連携を増やすために互いに努力しなければならない」と訴える。関係者が21日明らかにした。

 外交演説は、石破茂首相による施政方針演説とともに24日の衆参両院本会議で実施される予定。原案では(1)日米同盟の強化(2)「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた同盟国や同志国との連携(3)「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国との連携―の3点を重視すると強調する。

 対米外交に関し、米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する「拡大抑止」の信頼性強化、在日米軍態勢の最適化に取り組むと言及。日米間の投資拡大など経済分野の協力を深化させると主張する。

 日中両国が「地域と世界の平和と繁栄に大きな責任を負っている」と指摘する。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧