韓国大統領が逮捕状審査出席へ ソウル西部地裁、発付を判断
【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領の弁護団は18日、ソウル西部地裁で同日午後2時(日本時間同)から行われる、尹氏の逮捕状発付の是非を判断する審査に本人が出席すると明らかにした。逮捕状は、昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、内乱を首謀した疑いで高官犯罪捜査庁(高捜庁)が17日請求していた。
地裁が逮捕状を発付すれば、高捜庁はソウル拘置所で拘束している尹氏を逮捕する。最長20日間の身柄拘束が可能になり、検察による起訴に向けて取り調べを本格化させる。
尹氏は高捜庁には内乱罪の捜査権はなく「違法捜査だ」と主張。これまでの取り調べに一切応じてこなかったが、弁護団は「堂々と対応すべきだとの弁護団の意見を(尹氏が)受け入れ、決心した」と説明した。また「非常戒厳の正当性と、内乱罪が成立しないことを直接説明する」とした。
審査は18日深夜~19日未明(日本時間同)に及ぶ可能性がある。
高捜庁関係者は17日、尹氏の逮捕状請求に関し「犯罪の重大性、再犯の危険性」を考慮したと説明した。