イスラエル、ガザ停戦承認 首相「違反なら戦闘再開」

共同通信 2025年1月18日 10:07
 パレスチナ自治区ガザの停戦合意に関する記者会見で発言するイスラエル人人質の親族=17日、イスラエル・テルアビブ(ゲッティ=共同)
 パレスチナ自治区ガザの停戦合意に関する記者会見で発言するイスラエル人人質の親族=17日、イスラエル・テルアビブ(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル政府は18日、全閣僚による閣議でパレスチナ自治区ガザの停戦合意を正式承認した。首相府が発表した。19日に停戦が発効し、人質解放が始まる見通しだ。ネタニヤフ首相は閣議で、イスラム組織ハマスが合意に違反すれば戦闘を再開するとの考えに対して、トランプ次期米大統領から全面的な支持を得たと述べた。

 イスラエルメディアによると、第1段階となる6週間の停戦発効は19日午後0時15分(日本時間同日午後7時15分)の見込み。ハマスは19日の女性3人を皮切りに、段階的に人質計33人を解放。イスラエルも拘束下のパレスチナ人を釈放する。

 首相府によると、ネタニヤフ氏は「ハマス壊滅」を掲げた目標に変わりはないとも強調した。合意では第1段階の停戦中に、それ以降の停戦継続を協議する予定だが、依然として恒久停戦につながるかどうかは不透明な状況だ。

 イスラエル軍は17日もガザ攻撃を続けた。ガザ保健当局によると、2023年10月の戦闘開始以降のガザ側死者は4万6800人を超える。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧