ロシアとイラン、戦略条約署名 多分野連携、軍事同盟は想定せず
【モスクワ共同】ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は17日、モスクワのクレムリンで、イランのペゼシュキアン大統領と会談した。両首脳は会談後、経済や軍事、文化など多分野での連携強化を定めた包括的戦略パートナーシップ条約に署名した。イランのアラグチ外相によると、条約は軍事同盟の創設を想定していない。
ロシアが昨年に北朝鮮と締結した同じ名称の条約は、一方が武力侵攻を受けた場合の他方への軍事援助提供を規定したが、イランとの条約には盛り込まれなかった。
プーチン氏は「全ての協力分野で新たな推進力をもたらす」と評価。ペゼシュキアン氏も「さらなる発展のための強固な基礎になる」と応じた。