24年ビール販売、アサヒが首位 キリン、サッポロはシェア拡大
ビール大手4社の2024年販売実績が出そろった。発泡酒と第三のビールを含む市場シェア首位はアサヒビールとみられ、キリンビールとサッポロビールはシェアを拡大した。酒税改正で減税となったビールは構成比率が上がり、25年も各社はビールブランド強化に注力する。
24年のビール類販売数量は人口減少や嗜好の多様化により市場全体では各社推計で3%減となった。キリンが2%減、サントリーが3%減、サッポロは前年並みだった。金額ベースで公表しているアサヒは3%減。市場では23年に減税となったビールが伸び、第三のビールが落ち込んだ。
将来のビール類税率一本化を見据え、各社は需要が高まるビールに注力する。キリンは昨年発売した新ブランド「晴れ風」の業務用を4月に投入し、全国1万5千店舗への展開を目指す。
サントリーは昨年12月から順次「サントリー生ビール」の味やパッケージをリニューアルしている。サッポロは「黒ラベル」で体験イベントの規模を拡大し、新規顧客の獲得を進める。アサヒは2月に事業方針を説明する予定だ。
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