JR西日本が湖西線の強風予測 大阪ガスと、AI解析で運休減少
JR西日本は15日、人工知能(AI)で沿線の風の状況を予測し、強風の影響を受けやすい湖西線(大津京―近江塩津)の運行判断に役立てるシステムを2月から導入すると発表した。大阪ガスから提供を受ける独自の気象予測データをAIが解析する。運休したのに風が吹かない「空振り」を約4割削減できるという。
琵琶湖の西側を走る湖西線エリアでは年間20日程度「比良おろし」と呼ばれる強風が吹く。風速30メートルに達すると、新快速は全区間で、普通電車は一部区間で運休となる。大阪と敦賀(福井県敦賀市)を結ぶ特急「サンダーバード」は東海道線を迂回運転するため所要時間が約30分延びる。