売り上げ59億円を過大計上 SCREEN子会社
半導体製造装置を手がけるSCREENホールディングスは14日、子会社SCREENセミコンダクターソリューションズ(京都市)の不適切な会計処理について調査報告書を発表した。2024年3月期に23件の不適切行為があり、計59億円の売り上げを過大計上していた。連結売上高への影響は限定的なため、過去の決算は訂正しないという。
本来は出荷した装置の据え付けが完了した時点で売り上げを計上する。SCREENホールディングスは24年11月、一部基準を満たしていないケースを含む可能性があると公表。弁護士らで構成する特別調査委員会が調べていた。2月末をめどに具体的な再発防止策をまとめる方針。