京都市宿泊税、全国最高1万円に 26年3月から、引き上げ案発表
京都市は14日、ホテルや旅館などの宿泊者に課している宿泊税について、引き上げ額の詳細案を発表した。最高額は1泊10万円以上の場合に1万円。最低額は現行の200円に据え置き、高額施設の宿泊者から多く徴収することで負担の公平性に配慮した。総務省によると宿泊料金に応じ一定の額を徴収する「定額制」では全国最高額。2026年3月開始を目指す。
市宿泊税は18年に導入。現行は3段階の課税区分があり、1人1泊当たり2万円未満で200円、2万円以上5万円未満で500円、5万円以上で千円となっている。
引き上げ案では5段階に細分化。最低額の200円は対象を6千円未満に狭める。