「核の恐怖、伝えられた」 被団協理事、松山で報告会
ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)で四国地区代表理事を務める松山市の松浦秀人さん(79)が13日、昨年12月にノルウェーで行われた授賞式について同市で報告会を開き「核兵器の恐ろしさや被爆者の訴えをよく伝えることができたと思う」と語った。
ノーベル賞委員会のフリードネス委員長は授賞式の演説で「つらい記憶にもかかわらず、自らの体験を生かして平和への希望に尽力することを選んだ」などと被爆者を称賛。松浦さんは「被団協の活動への深い知識を持っていることを実感しうれしかった」と振り返った。
報告会には、住民や大学生、高校生など200人以上が参加した。