南海トラフ、一時調査 巨大地震、基準達せず

共同通信 2025年1月14日 01:28
 宮崎県で最大震度5弱を観測した地震と南海トラフ地震との関連を調べるため、気象庁で開かれた評価検討会=13日午後10時31分(代表撮影)
 宮崎県で最大震度5弱を観測した地震と南海トラフ地震との関連を調べるため、気象庁で開かれた評価検討会=13日午後10時31分(代表撮影)
 気象庁
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 宮崎県で震度5弱を観測した地震を受け、記者会見する気象庁の担当者=13日午後11時17分、気象庁
 宮崎県で震度5弱を観測した地震を受け、記者会見する気象庁の担当者=13日午後11時17分、気象庁

 13日午後9時19分ごろ、宮崎県で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は日向灘で、震源の深さは約36キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・6と推定される。高知県、宮崎県で津波を観測した。昨年8月に続いて2度目となる臨時情報を発表。評価検討会を開いて南海トラフ巨大地震との関連について調査し「発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではない」として終了すると明らかにした。

 気象庁は調査終了を受けた記者会見で「地震はいつ起きてもおかしくない。日頃からの備えを確実に実施しておくようお願いしたい」と呼びかけた。気象庁によると、日向灘の地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域で発生したが、地震の規模は「巨大地震注意」の発表基準に満たなかった。

 両県に一時、津波注意報を出した。宮崎県の宮崎港と日南市で、最大で約20センチ、高知県の室戸市室戸岬と土佐清水で約10センチの津波を観測した。

 高知県は高知市など県内沿岸部の各自治体を中心に避難指示を出した。宮崎県によると、けが人や被害に関する情報は確認されていない。

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