「医者というより政治家」 逮捕の東京女子医大元理事長
背任容疑で逮捕された東京女子医大の元理事長岩本絹子容疑者(78)は宝塚歌劇団のファンで、高級ブランドの服やアクセサリーなどを好んで身に着けていた。教授選考会に敗れた医師を理事に取り立てるなどして自身の意に沿う幹部を増やしていたといい、大学OGの医師は「口がうまく、医者というより政治家だ」と評する。
大学によると、岩本容疑者は創立者吉岡弥生の一族。1973年に東京女子医大医学部を卒業後、81年に江戸川区で産婦人科を開業した。2014年に副理事長に就いて経営再建を主導し、19年に理事長となった。
大学関係者によると、政治家とのパイプ構築に積極的で、理事長就任記念パーティーには自民党の二階俊博元幹事長や加藤勝信財務相らを招いた。
経営方針への反発を許さず、元教授は「意見するだけでも排除される。怒ると興奮して物を投げる。コストカットで経営改善を進めると訴えていたが、結局は自分の金もうけばかり考えていたのか」と話した。
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