プーチン氏と近く電話会談か トランプ氏、数週間以内
【ワシントン共同】トランプ次期米政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官になるウォルツ下院議員は12日放送のABCテレビで、トランプ次期大統領とロシアのプーチン大統領の対話に向けた調整が進んでいるとし、数日か数週間以内に電話会談する見通しだと述べた。実現すればトランプ氏はウクライナでの戦闘終結を求めるとみられる。
トランプ氏は9日、プーチン氏と会談する準備をしていると明らかにし「プーチン氏は私に会いたがっている」と話していた。ウォルツ氏はABCテレビで、具体的な会談形式はまだ決まっていないとも語った。
ウォルツ氏はウクライナに侵攻したロシア軍を全ての占領地から追い返すのは「現実的ではないと考えている」と述べ、トランプ氏もロシアが2014年に併合したクリミア半島の奪還は難しいとみていると指摘。「世界が現実を認識することが大きな一歩になる」と話し、ウクライナや欧米諸国が譲歩することが必要だとの見方を示した。