高齢者施設に空爆、1人死亡 ロシア軍、西部クルスク州で
【キーウ共同】ウクライナ軍当局者は12日、同国軍が一部を制圧するロシア西部クルスク州のスジャで11日、ロシア軍が2度の空爆を行ったと明らかにした。高齢者ら70人以上が滞在する施設が破壊され、女性1人が死亡したという。ウクライナメディアが伝えた。
当局者によると、この施設には、体が不自由な高齢者が多数いた。建物が大きく損傷し、窓ガラスが全て割れたという。スジャのウクライナ軍制圧地域には、約2千人の民間人が取り残されている。
ウクライナ軍は昨年8月にクルスク州に対する越境攻撃を開始し、スジャを含む一部を制圧した。ロシア軍は北朝鮮兵士の加勢を得て、奪還を急いでいる。