死刑執行文書の開示求め提訴 飯塚事件の元死刑囚遺族

共同通信 2025年1月10日 20:34
 国から遺族に開示された久間三千年元死刑囚の刑執行に関する文書。大半が黒塗りされている
 国から遺族に開示された久間三千年元死刑囚の刑執行に関する文書。大半が黒塗りされている

 福岡県飯塚市で1992年に小学生の女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が確定し、2008年に死刑が執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の遺族が、国が刑執行の経緯に関する文書の大半を開示しなかったのは不当として、不開示処分の取り消しを求めて福岡地裁に提訴したことが10日、分かった。23年10月20日付で、代理人弁護士が明らかにした。

 代理人によると、遺族は06年の死刑確定から執行までが2年と短期間だったことなどから、22年に文書の開示を請求した。国は執行の経過などが書かれた文書を開示したが、ほぼ黒塗りだった。

 訴訟は、第1回口頭弁論に向けた手続き中という。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧