貨物脱線直後に反対側の線路通す JR北海道、状況確認せず

共同通信 2025年1月10日 22:05
 昨年11月、脱線し停車したJR貨物の貨物列車=北海道森町
 昨年11月、脱線し停車したJR貨物の貨物列車=北海道森町

 北海道森町のJR函館線で昨年起きた貨物列車脱線事故の直後、JR北海道の輸送指令が現場の状況を十分に確認しないまま、反対側の線路に別の貨物列車を通過させたことが10日、同社への取材で分かった。貨物列車が緊急停止したことを知りながら脱線の事実は把握できていなかったという。

 JR北海道によると、事故で車両が停止した場合、乗務員が車両から降りて現場を確認するために、近くで反対方向の線路を走っている車両を止める必要がある。

 輸送指令は下り列車の乗務員と連絡を取って緊急停止を把握し、上り線の列車に停止を指示した。だが緊急停止の理由は「単純な故障の可能性がある」と判断し上り線の通過を許可したという。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧