安保理、北朝鮮包囲網に緩み 日本の任期終了、ミサイル発射で
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会(15カ国)は8日、極超音速の新型として北朝鮮が6日に発射した中長距離弾道ミサイルを協議する緊急会合を開いた。昨年は日米韓の3カ国がそろって理事国として北朝鮮に強い姿勢で臨んだが、年末で日本の任期は終了。代わりに入ったパキスタンなどは非難を避け、対北朝鮮包囲網に緩みが見える。
会合で米国や英国、韓国などは「安保理決議違反だ」と強く非難し、ウクライナ侵攻を機に北朝鮮とロシアの軍事協力が強化されていると警戒感を示した。
一方で、北朝鮮の擁護を続けてきたロシア、中国に加え、パキスタン、アルジェリア、ソマリアはミサイル発射への直接的な非難を避けた。