ラピダス、2社と協業 国産のAI向け半導体開発へ
次世代半導体の国産化を目指すラピダスは8日、人工知能(AI)開発のプリファード・ネットワークス(東京)とクラウドサービス大手のさくらインターネット(大阪市)の2社と協業すると発表した。需要拡大が見込まれる省電力のAI向け半導体を開発し、国内で安定的に供給できる体制構築を目指す。
プリファードが設計したAI半導体をラピダスが受託生産し、さくらインターネットが手がけるAI向けのデータサーバーに供給することを想定している。開発時期は未定だが、将来的には国内の事業者が運営するデータセンターなどにも納入するという。
ラピダスは北海道千歳市に工場を建設中で2027年の量産開始を目指している。