ガザ交渉進展に自信 トランプ次期米政権特使

共同通信 2025年1月8日 18:44
 ガザ南部ハンユニスで、イスラエル軍の攻撃の犠牲者の葬儀で死を悼むパレスチナ人ら=8日(ロイター=共同)
 ガザ南部ハンユニスで、イスラエル軍の攻撃の犠牲者の葬儀で死を悼むパレスチナ人ら=8日(ロイター=共同)

 【ワシントン、イスタンブール共同】トランプ次期米政権の中東担当特使に就くウィットコフ氏は7日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマス拘束下にある人質の解放に向けた交渉について、20日の次期政権発足前に進展する可能性に自信を示した。「既に多くの前進を成し遂げた。良い発表ができると強く期待している」と述べた。

 南部フロリダ州でのトランプ次期大統領の記者会見に同席し、語った。トランプ氏は、ハマスが自身の就任までに人質を解放しなければ「中東に地獄が訪れる」と改めて警告した。

 中東から戻ったばかりだというウィットコフ氏は、関係国との協議のため近くカタールを訪れると明らかにした。

 イスラエル軍は7~8日、ガザ各地への攻撃を続けた。パレスチナ通信などによると、北部で民間人15人が死亡したほか、南部ハンユニス西方マワシ地区で子ども5人が犠牲になった。ガザ保健当局によると、2023年10月の戦闘開始後のガザ側死者は4万5800人を上回る。

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