海上輸送拠点港、護岸かさ上げ 国交省が要請、海面上昇で

共同通信 2025年1月6日 16:25
 国土交通省
 国土交通省

 国土交通省は、海上輸送網の拠点となる全国125の港湾に、護岸のかさ上げを要請する。気候変動で海面の上昇や台風の大型化などが予想されており、現状のままでは重大な浸水被害が起きかねないためだ。2024年度中にも、どの程度のかさ上げが必要か計算する方法を示したガイドラインを作成する予定。

 国交省によると、地球温暖化の影響で海面は2100年ごろ、現在よりも40~70センチ高くなると国際機関が見通している。さらに海水温の上昇で台風が大型化するほか、高潮などの規模が大きくなると見込まれるため、港湾の護岸は40センチ以上のかさ上げが不可欠な状況となっている。

 125港は「国際戦略港湾」「国際拠点港湾」「重要港湾」に指定されている。国交省は港を抱える自治体に、ガイドラインに基づいてかさ上げの高さを算出した上で、完了までの道筋を示す計画の策定を求める。

 港湾は工場や石油コンビナートといった民間施設と、コンテナターミナルなど公的な施設が入り交じっている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧