石川県、輪島塗人材育成へ新施設 27年度にも
石川県は6日、能登半島地震で被災した輪島市の伝統工芸品「輪島塗」の若手人材を育成する新たな施設を、早ければ2027年度中に設置する方針を明らかにした。馳浩知事は同日の年頭記者会見で「輪島塗の伝統をつないでいくプロフェッショナルを養成する」と語った。
県によると、対象はおおむね40歳以下で、年に5人程度の入学を想定。漆芸技術に加え、工芸品デザイナーらの講義を通じ、新商品開発や販路開拓のノウハウも学ぶ。施設では、生徒の作品展示や、観光客が作品づくりを体験できるスペースも設ける予定という。
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