空港に散らばる残骸、包む炎 救急隊員が遺体搬送と報道
【ソウル共同】折れた尾翼が地面に横倒しになり、散らばった機体の残骸は激しい炎に包まれた。上空に立ち上る黒煙。韓国南西部の務安国際空港で29日起きた航空機事故の惨状を、地元メディアは繰り返し報じた。テレビの記者は「現場は悲惨だ。救急隊員が遺体を運んでいた」と伝えた。
空港近くに住む人は「ごう音が聞こえて窓を開けると、火柱のような煙が上がっていた。現場に行くと修羅場だった」と話した。乗客に地元の人がいたのか、遺族も駆け付けていたという。消防隊員が救助活動を続けている。
地元メディアは、着陸装置が出ていない機体が後部を引きずりながら滑走路を直進する映像を伝えた。
報道によると、タイ・バンコク発の済州航空機が着陸中に事故を起こした。滑走路を外れ、外壁に衝突したとみられている。