ガザ、赤ちゃんまた凍死 イスラエル軍、病院攻撃も
【テヘラン、エルサレム共同】パレスチナ通信は30日、戦闘が続く自治区ガザで赤ちゃんがまた凍死したと報じた。この1週間足らずで凍死した赤ちゃんは6人目。イスラエル軍は29日、北部ガザ市のワファ病院を攻撃し、8人が死亡した。ガザ市のバプテスト病院も爆撃があったという。イスラエル軍はガザの病院を相次いで攻撃し、機能停止に追い込んでいる。
報道によると、死亡が伝えられた赤ちゃんは双子で、もう一人は既に凍死していた。ガザでは冬の寒さの中で多くの住民がテントでの避難生活を強いられ、人道状況は危機に陥っている。30日朝にかけては荒れた天候となり、住民が避難する数百のテントに浸水した。
イスラエル軍はワファ病院の建物でイスラム組織ハマスの戦闘員が活動し、現在は病院として機能していないと主張した。一方、中東の衛星テレビ、アルジャジーラはワファ病院について、高齢者を治療しており、患者が死亡したのは明白だと反論した。