両陛下、戦後80年の訪問へ 広島、長崎、沖縄を検討
天皇、皇后両陛下が戦後80年の節目となる2025年、先の大戦の戦没者を追悼するため、広島、長崎、沖縄を訪問される方向で宮内庁が検討を進めていることが29日、分かった。政府関係者が明らかにした。戦後生まれの天皇として、悲惨な戦争の記憶と平和への思いを次世代へつなぐ姿勢を示す意向という。
平成の時代は在位中の上皇さまが上皇后美智子さまと共に、戦後の節目に「慰霊の旅」として国内外の戦禍の地を巡った。今回の両陛下の訪問では、直接戦争を知る世代だけでなく、戦争の記憶を語り継ぐ活動をする人々と交流する機会を設ける方向で調整する。
関係者によると、両陛下は例年式典に出席する国民文化祭が9月に長崎県佐世保市であり、これに合わせて長崎市の平和公園へ足を運ぶ。広島、沖縄の訪問については夏ごろを見込み、調整を進める。広島は平和記念公園の原爆慰霊碑、沖縄は国立沖縄戦没者墓苑での供花などを検討している。
実現すれば、広島、長崎は即位後初、沖縄は22年10月以来の訪問となる。
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