修学旅行、集中期回避を呼びかけ 文科省、バス・宿泊の確保困難
文部科学省が全国の教育委員会と小中学校、高校などに、これから計画する修学旅行は、なるべく集中期を避けて実施するよう呼びかけたことが29日分かった。バスや宿泊施設は「2024年問題」と呼ばれた運転手の残業規制や、訪日客急増で人手不足が深刻化。多くの学校が実施する5~6月や9~12月を中心に、確保が難しくなっているのが理由だ。閑散期に実施すれば急な旅程変更などが減り、学校にメリットがあるとしている。
各学校が修学旅行を計画し始めるのは、実施の2年ほど前が一般的。強制ではなく、学校が自由に実施時期を決めるのが基本だが、文科省の担当者は「現場で工夫できる部分があればお願いしたい」としている。
遠足や社会科見学、移動教室などを含む校外活動が対象。バスや旅行業界から協力依頼があり、12月12日付で「昨今の深刻な人手不足で、貸し切りバスや宿泊施設の手配が困難になってきている」として、前例にこだわらず、柔軟に実施時期を検討してほしいとの通知を出した。
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