小学校でいじめ、初動対応に不備 10年前の事案再調査、長野市
長野市立小で2014年にあった当時1年の男児へのいじめ事案を巡り、保護者の要望を受け事実関係を調べ直していた市の再調査委員会は26日、学校や市教育委員会の初動対応に不備があったとする結果を荻原健司市長に答申した。荻原氏は「再発防止に努める」とした。
市教委は17年、いじめ防止対策推進法の重大事態に当たるとして第三者委を設置。18年、いじめを認定した報告書をまとめたが、保護者側が不十分だとしていた。
再調査委は答申で、男児が同じクラスの児童から肩や腹を複数回たたかれたとする事実を改めていじめと認定。