偽造マイナカード行使疑い　ベトナム人逮捕、石川

　石川県警大聖寺署は２６日、偽造したマイナンバーカードを提示して配達物を受け取ったとして、偽造有印公文書行使の疑いで、福井市、ベトナム国籍の技能実習生チャン・マイン・クエン容疑者（２３）ら２人を逮捕したと発表した。いずれも「カードが偽造とは知らなかった」などと容疑を否認している。

　ほかに逮捕したのは、石川県加賀市、ベトナム国籍の会社員グエン・テー・タオ容疑者（２４）。２人の逮捕容疑は１０月に２度、当時居住していた加賀市の会社社員寮で、荷物を受け取る際に偽造されたマイナカードを使った疑い。１１月２０日と１２月１１日に逮捕された。

　署によると、受け取った荷物は金融機関のキャッシュカード。偽造マイナカードは少なくとも１０枚あった。２人が勤務していた会社の関係者から「偽造されたとみられるカードがある」との通報を受け、県警が捜査していた。