斎藤知事、午後に百条委最終尋問 再選後初、疑惑解明大詰め

共同通信 2024年12月25日 11:26
 兵庫県の斎藤元彦知事
 兵庫県の斎藤元彦知事

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)が斎藤氏への最終尋問を25日午後に実施する。尋問は3度目で、失職後の知事選で再選されてから初めて。パワハラなどの疑惑7項目を総括的に検証する。6月に始まった調査は、来年2月の報告書とりまとめに向け大詰めを迎える。

 午前は公益通報の専門家として参考人招致された結城大輔弁護士が出席し、通報の調査結果が判明する前に通報者に不利益な扱いをすることは「許されない」と指摘。文書を公益通報者保護法の対象外とし、作成した元県幹部を処分した斎藤氏らの対応を問題視した。

 午後は片山安孝元副知事、斎藤氏の順で尋問。終了後に百条委委員長が記者会見する。

 斎藤氏はこれまでの尋問で疑惑を否定。一方、今年9月の百条委では公益通報対応の違法性を指摘する意見が別の専門家から出ている。県職員アンケートではパワハラを見聞きしたとの回答が約42%に上り、百条委の調査報告書でこれらがどう認定されるかが焦点となる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧