「簡潔でデータのある文書を」「読み手もファクトチェックの意識を」 熊本県立大職員が新聞講座受講
熊本県立大の事務職員27人が13日、仕事への新聞活用法を伝える熊日の講座で、メディアリテラシー(情報を読み解く力)の重要性や内容が伝わる文書の組み立て方を学んだ。
県内企業向けに続けるNIB(ビジネスに新聞を)活動の一環。熊本市東区の県立大で、熊日の読者・新聞学習センターの今村浩専門委員が「SNS(交流サイト)の発達で、ファクトチェックされた情報が重視されるようになった。読み手も情報の根拠を確認する必要がある」と説明した。
今村氏はデータを交えて簡潔にまとめる新聞記事の特徴も説明。ビジネス文書を書く際には「一文で伝える内容は一つに絞る。具体的な数字などを記すと、説得力が増す」と助言した。
参加者は熊日の記事を基に大学をPRする報告書を作成。国際教育交流センターの職員(42)は「情報が氾濫している。複数のニュースソースから事実を見極めたい」と話した。教務入試課の職員(32)は「形容詞を省いた客観性の高い文書の大切さを学べた」と収穫を口にした。(清田秀孝)
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