田んぼダム、理解深めて 南稜高生が「せき板」試作

熊本日日新聞 | 2021年03月26日 09:59

県の依頼を受けて製作した、田んぼダムの「せき板」の試作品を披露する南稜高の生徒たち=25日、県庁

 球磨川流域の治水対策として熊本県が今年始める田んぼダムの実証実験で、農家向けの説明会に使う「せき板」の試作品をあさぎり町の南稜高生が製作し、25日、県に贈った。

 田んぼダムは、既存の排水ますにせき板を設置して雨水を通常より深くため、ゆっくり流す仕組み。県は3月末から7市町村のモデル地区を対象に説明会を開き、梅雨期から実証実験を始める予定。若い世代にも田んぼダムへの関心を持ってもらおうと、同高に試作品の製作を依頼した。

 総合農業科環境コースの2年生15人が県産材を使い、幅25センチ、高さ10~45センチの3種類のせき板15枚と、排水ますの模型を製作。同日、県庁を訪れて蒲島郁夫知事に贈った。吉田大貴さんは「やりがいを持って製作できた」と語り、蒲島知事は「皆さんの取り組みで理解が深まり、地域全体へ広がることを願う」と感謝した。

 実証実験に使うせき板約3千枚は森林組合などに発注し、5月中にモデル地区の農家に配布する予定。(中尾有希)

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