非公認議員の選任見送りへ 自民支部長、裏金批判受け

共同通信 2024年12月4日 18:11
 自民党本部の看板
 自民党本部の看板

 自民党は次期衆院選の公認候補となる選挙区支部長を巡り、10月の衆院選で派閥裏金事件に関係し非公認とした議員らの選任を当面見送る方針を固めた。裏金事件に対する世論の批判は依然厳しく、時期尚早と判断した。6日にも第1弾の選挙区支部長を決める方向で、公認を受けて当選した小選挙区の現職が中心になる見通しだ。関係者が4日、明らかにした。

 見送りの対象となるのは非公認で当選した萩生田光一、西村康稔、平沢勝栄の3氏のほか、落選するなどした下村博文、高木毅両氏ら元議員。

 支部長に選ばれないと、政党交付金が受け取れないデメリットもある。党幹部は「厳しい対応を取った手前、すぐ公認候補にするわけにはいかない」と話した。今後は世論の動向を見極めながら、慎重に判断する。

 党内規は支部長の任期を「総選挙から総選挙」の間と定める。先の衆院選後、全ての支部長は空席となった。公認されたものの、落選した議員の支部長選任については第2弾以降で行う方向だ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧