ウクライナ加盟、進展なし NATO、早期交渉に慎重

共同通信 2024年12月4日 08:34

 【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)は3日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのシビハ外相を招き、同国との連携枠組み「NATOウクライナ理事会」を外相級で開いた。ウクライナのゼレンスキー大統領が早期のNATO加盟交渉への招待を強く求めていることを受け、加盟に向けた道筋を協議したが、進展はなかった。

 ロイター通信によると、リトアニアのランズベルギス外相が理事会後、記者団に明らかにした。NATOのルッテ事務総長は理事会に先立つ記者会見で、加盟の道筋は「一歩一歩進めているところだ」として、加盟交渉への早期の招待には慎重な姿勢を示していた。

 一方、シビハ氏は理事会に先立ち、ソ連崩壊後に米英ロがウクライナの安全保障を約束した1994年の「ブダペスト覚書」が「失敗に終わった」とした上で「このような過ちを繰り返してはならない」と訴えた。

 ロシアによるエネルギー施設への攻撃を食い止めるには、新たに約20基の防空システムの供与が必要だとの見方を示し、支援強化を求めた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧