北陸新幹線で対テロ訓練、JR西 乗客らの安全確保を確認
JR西日本は無差別刺傷やテロの発生を想定し、2日の営業運転終了後、3日未明にかけて、北陸新幹線加賀温泉―福井間を走行中の車内や福井駅(福井市)構内で訓練を実施した。同社や福井県警、同市消防など関係者約100人が参加。乗客や駅利用客の安全確保の手順を確認した。
走行中の新幹線車内で、不審者による切りつけが起こったと想定。盾や警棒を手にした車掌らが「一度落ち着きましょう」などと呼びかけ、福井駅に到着直後、警察官が車内に突入して不審者役を取り押さえた。
福井駅では化学薬品が散布され複数の体調不良者が出たという想定の訓練も実施。駅係員が大声で利用客役らを外へ誘導した。